• ・一つテンヤ
• ・胴付き仕掛け
• ・サビキ
• ・SLJ（スーパーライトジギング）
• ・キャスティング

【テンヤ】 沖縄のテンヤ釣りは、独自に発展した「パワーテンヤ」と呼ばれるスタイルが特徴です。沖縄の釣りは水深が深く、潮の流れも速いため、使用するテンヤの号数が大きく、タックルもパワフルな仕様が求められます。主なポイントは、リーフエッジや水深30〜70mの起伏に富んだ海底で、アカジン（スジアラ）やタマン（ハマフエフキ）などの沖縄ならではのターゲットを狙います。 釣りの基本動作は、まずテンヤを海底まで落とし、着底したらロッドをしゃくってリフトさせ、再びテンヤをフォールさせて魚にアピールするという繰り返しです。テンヤが着底しているかどうかを把握する感度の良さと、わずかなアタリを捉える集中力が求められます。ヒットの際には、魚に根へ潜られる前に速やかにリールを巻き上げ、パワーファイトで勝負します。 【五目釣り】 沖縄の五目釣りは、胴突き仕掛けとサビキ仕掛けを活用して多彩な魚種を狙うスタイルが特徴です。胴突き仕掛けでは、オモリを底まで沈めミーバイ（ハタ類）などの底物をメイン狙います。竿先に伝わる微細なアタリを感じ取り、タイミング良く合わせることで、釣果を伸ばすことができます。また、根がかりを避けるために、仕掛けを少し浮かせる工夫も効果的です。 一方、サビキ仕掛けでは、仕掛けを中層に漂わせて、グルクン（タカサゴ）などの回遊魚を誘います。仕掛けを上下に動かすことで、撒き餌とサビキ針の動きが連動し、魚の食欲を刺激します。魚の群れが回遊してくるタイミングを見計らい、効率よく釣果を上げることができます。 これらの釣り方は、釣り場の状況や対象魚によって使い分けることで、より多くの魚種を狙うことができます。五目釣りの醍醐味は、何が釣れるかわからないワクワク感と、多彩な魚との出会いにあります。初心者の方でも手軽に始められる釣り方ですので、ぜひチャレンジしてみてください。 【SLJ】 沖縄のSLJでは、40g〜80g程度のメタルジグを使用し、水深50m前後のポイントで釣りを行います。PEラインは0.8〜1.2号、リーダーは20lb前後を使用し、ジグを着底させた後、根がかりを避けるために素早く底を切り、巻き上げながらアクションを加えます。ジグのフォールやリフトアンドフォールを駆使して、魚にアピールします。 SLJの魅力は、軽量なタックルでありながら、沖縄特有の多彩な魚種を狙える点にあります。根魚中心に底を狙いますが、青物が表層〜中層に浮く場合もあるため、船長の指示に従い、適切なレンジを探ることが重要です。 【ライトキャスティング】 沖縄のライトキャスティングでは、主に水深5〜30mのリーフ帯や砂地エリアをターゲットにします。使用するルアーは、シンキングペンシル、ミノー、スプーン、メタルジグなどで、15〜30g程度のものが一般的です。リーフの際や沈み根の周辺を狙い、魚が潜むポイントにルアーを届けます。キャスト後は、リトリーブやジャーク、フォールなどのアクションを組み合わせて魚を誘います。特に、根魚はヒット後すぐに根に潜る習性があるため、素早く主導権を握ることが重要です。