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更新 2025年6月10日

【愛知】旬!脂ノリノリ!竜宝丸で大山沖イサキ釣り

イサキの旬、真っ盛り!

とびきり美味しいイサキが釣れるエリアとして知られているのが、愛知県・渥美半島の南に位置する大山沖です。

今回は、南知多町・豊浜港の釣船「竜宝丸」さんで、大山沖でのイサキ釣りに挑戦しました!

イサキの釣果と刺身

大山沖では毎年4月ごろから7月初めにかけて、イサキ釣りが盛ん。

特に梅雨前後は、イサキの美味しさが最高潮!

この時期に多くの釣船がイサキを狙って出船します。

釣り人はもちろん、市場で働く魚のプロたちも美味しいと絶賛する大山沖のイサキ。

今回は、そんな絶品イサキを求めて船釣りに行ってきました!

南知多町・豊浜港の釣船「竜宝丸」

竜宝丸のスタッフ

左から女将のかなこさん、親方船長、タカ船長、中乗りの巧さん

竜宝丸は、大型船2隻体制でさまざまな釣りを楽しませてくれる釣船です。

船を仕切るのは、釣りに精通し経験豊富な親方・相川良樹船長と山下高弘船長の2名。

俊敏な動きでサポートしてくれる中乗りの荒井巧さん、優しく接客してくれる女将さんもとても頼もしい存在です。

季節に応じてウタセマダイ、タチウオ、トンジギなど、多彩な釣りで出船しており、最新情報はホームページでチェックできます。

なかでも名物は、夏から秋にかけての「大山沖スルメイカ釣り」。

スルメイカの釣果

全盛期には、なんと1人で200杯超の釣果が続出するほどの大人気ターゲット!

全国から釣り人が集まり、レンタルタックルでも初心者でも安心して楽しめるよう丁寧にサポートしてもらえます。

乗船までの流れ

前日まで

事前予約が必要です。

アングラーズ釣船予約」、または釣船への電話で予約できます。

前日

出船確認は19時以降に電話(TEL:0569-65-2910)でしてください。

レンタルタックル希望や餌の購入希望の際などもお伝えください。

当日

近くにコンビニが2軒ありますが、朝は混雑しやすいため、早めに行くのがおすすめです。

無料の駐車場はGoogle Maps「竜宝丸」で確認できます。

豊浜の交差点を海側へ直進

豊浜の交差点を海側へ直進

突き当たりを右折

突き当たりを右折

酒屋さんの看板を目印に左折

100mほど先の酒屋さんの看板を目印に左折

駐車場

駐車場はこちら

奥から整列して駐車します。

釣り座の確保

釣り座は基本的に早いもの順です。

竿などの目印を立てて釣り座を確保します。

破損等防止のため、壊れた竿や棒を使用すると安心です。

当日の流れは、まず受付テントで乗船名簿の記入と乗船料の支払い。

受付後、荷物を持って乗船し、出船までに準備を済ませます。

なお、海水氷、餌や仕掛けなども購入できます。

全員の受付・準備が整ったら、いよいよ出船です!

大山沖イサキ釣りの方法

タックル

大山沖イサキ釣り仕掛け

船竿:2~2.7m程度、80号の錘とコマセの重量をしゃくれる先調子気味の船竿

船用ライトゲームロッド(MH程度)でも問題ありません。

リール:PE2号前後が200m以上が巻ける電動リールもしくは手巻きリール

手巻きの場合には、水深がわかるカウンター付きがおすすめです。

ショックリーダーはなくても問題ないですが、竿先へのPEライン絡み防止のためあるとベター。

また、天秤への接続はスナップ付きサルカンがあるとオマツリ時の対応が迅速にできます。

仕掛け:2m程度までの1.7~3号のハリスを使った2~3本針仕掛け

基本的には2号前後の市販のものでOK、3セット(6本)くらいあると安心です。

大アジやカツオが混じる時は2号より上を使うこともあります。

天秤:40cm程度

コマセカゴ:Sサイズ

:80号

クッションゴム:1.5mmで30cm以内(天秤の先端にセット)

なお、太ラインや長い仕掛け、大きいカゴなどを使うとオマツリを頻発させてしまうので要注意です。

釣り方

大山沖のイサキ釣りはアミエビのコマセを使った「天秤吹き流し釣り」。

天秤にコマセカゴと錘を付け、ハリスにはスキンやエサ(または空針)をセットします。

コマセで魚を寄せ、自然に漂う仕掛けに魚を食わせるシンプルな釣りです。

このエリアでは2m程度までの短めハリスを使うので、トラブルが少なく初心者でも始めやすいのが特徴です。

コマセをカゴに詰める

①コマセをカゴの7〜8割ほど詰めて船長の指示棚に針先が来るよう、サミングしながら落とします。

竿を煽る

②竿を鋭く大きく煽りコマセを振ります。

③コマセとハリを同じ場所に漂わせるため、煽った長さ程度の糸フケを巻き取ります。

④しばらく当たりを待ち、反応がなければ2~4を繰り返します。

 その際は指示棚の範囲で上へ上へと誘っていきます、コマセがなくなったら回収、再投入。

⑤当たりが出たら、糸を巻きながら竿をゆっくり立てる「乗せ合わせ」をします。

⑥フッキング成功後は早巻きはせず、適度な速さで巻きます。

 天秤が水面近くに来たら竿を竿受けに置き、糸を手でたぐって天秤を船に引き上げます。

抜きあげる

 ラインのテンションが抜けないように注意しながら、ハリスを手繰って魚を取り込みます。

⑦大きめのイサキやアジはタモを使うと安心。

 中乗りさんや船長さんが手伝ってくれますが、高活性時は周囲と協力できるとよりスムーズです。

⑧イサキは背鰭や腹鰭が鋭いので、針を外すときは注意しましょう。

実釣レポート

到着から準備まで

5月某日、凪の予報。

この日は早朝4:00集合、3:00過ぎに到着して受付を終えました。

前日までの釣果写真や風向きを参考に、左舷トモを釣り座に選択。

最初に竿受けを設置し、ハリスの手前までの準備を完了させました。

準備が整ったら、ワクワクするのを抑え、広い船室で仮眠を取りとりました。

出船~ポイント到着

いざ出船

4:20ごろ、出船。およそ1時間強でポイントに到着。

「準備してください」とのアナウンスで、コマセ(アミエビ)、バケツとコマセ用スプーンが配られます。

ちなみに、竜宝丸さんではコマセが足りないときにスタッフさんに伝えれば補充してもらえるので安心です。

吹き流し仕掛け

今回の仕掛けは、大山沖定番の1.7号緑スキンの3本針ショート仕掛けを使用。

市販の仕掛けを使う場合は、糸の曲がり癖を軽く引っ張って直しておきましょう。

リールのカウンターを0セットし、コマセカゴにアミエビを詰めたら、準備完了です!

いざ釣りスタート

船長の釣りスタートの合図とともに、狙う棚の水深の指示が入ります。

これ聞き逃さないことが、この釣りでもっとも集中すべきポイントの一つ!

最初の一投目はリールカウンターの誤差を知るためにラインの色をで狙い棚をしっかり合わせてから、餌を撒きます。

大苦戦の前半戦

開始すぐに、竿先がブルブルと震えるアタリ!

イサキ特有の力強い引きにを楽しみながら、まずは分厚いイサキをゲットで一安心。

一匹目のイサキ

しかし…その後は予想が外れ、潮が自分の仕掛け側に流れず苦戦。

船の反対側ではしっかりと釣れているのを横目で見ながら仕掛けなどを試行錯誤しますが、なかなかアタリがありません。

潮が動き出し…

9:00過ぎ、潮が反転して状況が一変!

コマセが自分側に流れ、アタリが連発!

普通の釣り方をしていれば、針が口のど真ん中にかかる気持ち良い掛かり方。

口のど真ん中を針が貫く

美味しそうなイサキばかりですが、40cm超えの大型や、極太のイサキも!

楽しくてたまらない時間が続きました。

様々なゲストが釣れる日も

日によりますが、大アジ、サバ、ソウダガツオ、タイなどの嬉しいゲストも釣れます。

ハリスを切ってしまう魚が混じってしまうときもありますが、うまく上げられると大きな石鯛の場合も!

嬉しいゲストも

この日はこの後、沖上がり時間までイサキが釣れ続ける大満足の釣行となりました!

イサキ

船長インタビュー

最後に今回お世話になった竜宝丸の船長よりお話を伺いました。

竜宝丸の船長

―今日はありがとうございました!今年も美味しいイサキが嬉しいです。

昨年はイサキ釣りが初めての友人らと来て、釣果にも美味しさにも感激してもらえました。

船長: この時期の大山イサキは本当に美味しいので、ぜひ食べるところまで楽しんでください。

釣り座で多少の釣果の差が出てしまうことはありますが、船釣り初心者の方でも簡単に楽しめますよ!

イサキの釣果

―普段はルアー釣りが多い自分でも楽しめる餌釣りです。でも、周りの上手な方々達の釣果は圧巻でした!

船長: 棚を守り、仕掛けのトラブルが起こらないようにすれば、難しい釣りではありません。

仕掛けの工夫、竿の操作など細かい違いでもっと釣れるようになり、常連の名人は今年111匹の爆釣日もありましたよ。

イサキ爆釣

―そんなに釣れる日もあったんですね!

ちなみに、イサキのほかにこれからの時期、何狙いの釣りができますか?

船長: もうそろそろスルメイカ釣り始まります。

柔らかくて美味しい小型のスルメのシーズン初期も数釣りのシーズンもどちらも面白いので、そちらもぜひ遊びに来てください!

スルメイカ

また、7月ごろには伊良湖沖のタチウオ釣りも始まります、流行りのテンヤタチオウでも天秤でも大丈夫です。

数釣りシーズンは秋ですが、7月ごろはドラゴンサイズが連発するのでこちらも楽しいですよ!

―タチオウ釣り、始まったらすぐ遊びに行かせていただきます!

他の釣りも色々とチャレンジしてみたいと思っています。

船長: ほかにも伊勢湾伝統のウタセエビを餌にした真鯛釣りや、イワシの泳がせ釣りも面白いです。

わからないことやコツなど聞いていただければ教えますので、どんどん聞いて楽しんでください。

―ありがとうございました!また遊びに行かせていただきます!

以前に釣行した際の写真

こちらは以前に遊びに行かせていただいた時の写真。

様々な釣りができ、しっかりサポートしてくださる「竜宝丸」さん。

愛知からの多彩な釣りにチャレンジしてみてください!

おまけ:食べて楽しむ

イサキ釣りの大きな楽しみの一つは食べること。

南知多には釣った魚を3枚卸しや柵にしてくれるお店が複数あります。

竜宝丸の一番近くにあるのは車で5分の距離にあるお食事所「らんたん」さんです。

イサキの刺身

特別に撮影用にお刺身を作っていただきました!

脂のびっしり乗ったイサキは最高でした!

もちろん定番の塩焼きや炙り、煮付け、干物も最高の美味しさ。

干物は雨の時期はできませんが、天日干しで作ったものを真空パックにして宅急便で送ってもらうことも可能です。

定休日や営業時間等をこちらから確認してから行ってください。

らんたん

大山沖のイサキ釣りは、気軽に楽しめて、食べても美味しい、最高の釣りです。

皆様もぜひ遊びに行ってみてください!

▼「竜宝丸」のプランはこちら

わたしが書きました

生田 圭

生田 圭

愛知県在住。伊勢湾などでショア・オフショア問わずルアー釣りを中心に楽しみ、パターンフィッシングや繊細なアタリを捉えるテクニカルな釣りが得意。最近はタチウオテンヤなど船の餌釣りにも挑戦中。元アングラーズマイスター、マドネスジャパンフィールドテスター。

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