夏の夜、ライトに集まるマイカ(ケンサキイカ)を狙う「イカメタル」は、手軽さと奥深さが魅力の人気釣り。
2025年の敦賀エリアは“当たり年”と呼ばれ、連日好釣果が続いています。
マイカは釣って楽しいだけでなく、甘みが強くて食べても絶品。
今回は、福井県敦賀市『Bigfin Squid(ビッグフィンスクイッド)』さんで、その魅力を存分に堪能してきました。
福井県敦賀市『Bigfin Squid』について

今回乗船したのは、福井県敦賀市を拠点とする『Bigfin Squid』。
イカメタルはもちろんティップランやタイラバ、ジギングなど、季節ごとに多彩な釣りを楽しめる人気の船です。

Bigfin Squidの舵を握るのは畑友之船長(写真 左)。
丁寧に対応してくれる船長が道具の扱い方や誘い方まで教えてくれるので、初心者でも安心。
イカメタルに関しては、仕掛けのルールも比較的自由度が高く、アングラーそれぞれのスタイルでサイズも数も狙えるのが魅力です。


このエリアでは珍しい屋根をミヨシ、トモ両側に完備しており、猛暑や雨の日でも快適。

また、釣りがしやすい高さの船べり、多くのロッドスタンド、強力な集魚灯など、釣り人をサポートする装備も充実。

さらに、綺麗な個室トイレ、エアコン付きキャビン、湯沸かしポットといった快適装備も整っています。

乗船ごとにスタンプが貯まるポイントカード制度もあり、リピーターに嬉しいサービスも。
取材時には、船で一番釣った竿頭に乗船料2,000円割引カードのプレゼントイベントで盛り上がっていました。
乗船までの流れ
前日まで
事前に予約が必要です。
「アングラーズ釣船予約」または電話などで予約してください。
出船確認
出船確認の時間については、予約時に必ず確認してください。
集合時間の再確認や、最近のヒットルアーなど、わからないことがあればこのときに聞いておきましょう。
不慣れな人や初めて挑戦する人は、事前にその旨を伝えておくと安心です。
当日
氷は持参のため、道中のコンビニなどで購入しておきましょう。
最寄りのコンビニは「こちら」、立ち寄る場合は余裕を持って向かってください。
集合時間の10分以上前には駐車場に到着するのがおすすめです。
無料駐車場は「こちら」で確認できます。

駐車場に案内や誘導はないため、順番に駐車しましょう。
乗船場所は駐車場から徒歩1〜2分です。

荷物を持って船の前で待機します。
乗船名簿の記入と乗船料の支払いを行い、呼ばれた順に希望の釣り座を伝えて乗船します。
最初のポイントについてアナウンスがありますので、すぐに釣りが始められるよう準備を整えておきましょう。
さあ、いよいよ出船です!
実釣レポート
予約から準備まで
7月下旬、この日はマイカ狙いの半夜便を予約しました。
集合時間は17:50です。


オモリスッテ(15〜25号)、ドロッパーとともに様々な色や形、素材のものを用意していきました。
事前に、ベイトリールにPEライン0.6号200mとリーダー2.0号をFGノットで結束。

その先にドロッパーを1つ付けたオバマリグをセットし、今回はハヤブサの3号ショートハリス仕掛けを使用しました。

この仕掛けが絶好調だったため出番はありませんでしたが、念のためバチコンアジングとオモリグの仕掛けも準備していきました。
いざ出船!準備をしながらポイントへ
18:30ごろ出船し、ポイントまでの約30分間で細かなアドバイスをいただきました。
ここ1ヶ月は大きな誘いからのロングステイに当たりが多く、ステイが上手な人は釣果を出しやすいそうです。
また、前半・中盤・後半で誘いパターンが変わり、誘い方次第で釣れるサイズも変わるとのこと。
最近の当たりカラーも教えてもらい、ポイント到着までに準備をしっかり整えます。
サイズ狙いのポイントから釣り開始!
この日のポイントはサイズ狙いのエリア。水深40〜50mで錨を下ろしての釣りです。
まだ若干日が残る開始直後は、ボトムから20m付近までが狙い目と船長からアナウンス。
早い時間から船中ではポツポツと釣れ始め、アングラー同士で棚を共有しながら全体の釣果を伸ばしていきます。

この日は赤色スッテやゼブラ柄スッテにヒットが集中していました。
開始から1時間すぎた頃から一気に盛り上がり、常に誰かがヒットしている状態に。
同船者の方、全員が棚をこまめに共有してくれるおかげでヒットが絶えません。

大型を釣っている人の誘いを真似すると小型も混じりつつ、大型も上がります。

良型がダブルで掛かる場面もありました。
外道ではサゴシやサバが掛かり、仕掛けをロストすることもありましたが、その都度交換して対応。
棚やパターンが目まぐるしく変化しましたが、船長や同船者が情報をすぐに共有してくれるおかげで、迷うことなく釣りに集中できました。
沖上がりは1:00。
この日の結果は、良型マイカが多く混じりながら竿頭58杯、船中430杯。
今年が“当たり年”と言われる敦賀を象徴するような大漁となりました。
最後まで楽しめた一日

帰宅後は新鮮なマイカをお刺身でいただきました。
釣りたてならではの食感と甘みは格別!
これこそ釣り人の楽しみです。
みなさんにもこの美味しさをぜひ体験してみて欲しいです!
船長インタビュー

今回お世話になったBigfin Squid・畑友之船長にお話を伺いました。
―今日はありがとうございました。
今年の敦賀のマイカはすごいですね!
船長:ご乗船ありがとうございました!
今年は水温の上がり方が例年と異なり、時期が少しずれていますが、マイカの当たり年です。
数もよく上がっていますが、Bigfin Squidではサイズを狙って楽しんでいただいています。
―大きなサイズを釣るコツなどがあれば教えてください。
船長:誘い方でサイズが変わってきます。
良型を釣っている人の誘いをぜひ真似してみてください。
また、餌巻きスッテもとても有効です。
餌巻きでやっていただいても構いませんし、ドロッパーの数にも制限を設けていませんので、自分のやり方で楽しんでくださいね。
―他の釣り物もいろいろやられているそうですね。
船長:その時々で楽しめる釣り物で出船しています。
玄達瀬のジギングやタイラバ、キャスティングのヒラマサなども行っています。
自分自身が釣りをとても好きで、この釣船を始めました。
船の名前にもしているアオリイカ(Bigfin Squid)は特に大好きな釣りです。
そちらもぜひやりに来てください!
―最後に一言お願いします!
船長:最大限、みなさんが釣れるように頑張っていますので、ぜひいろいろ試して楽しんで釣りをしてもらえたら嬉しいです。
みなさんのお越しをお待ちしております!
持ち物・タックル
一般的なタックル紹介【イカメタル(オバマリグ)】

• ロッド:イカメタル専用ロッド(タイラバロッドなどでも流用可能)
• リール:小型ベイトリール(カウンター付きだと扱いやすい)
• PEライン:0.4号~0.6号を200~300m
• リーダー:フロロカーボン1.5号~2.5号を2~4m程度
• 仕掛け:ドロッパー1~3本程度(使用できる数は船による)
• 錘スッテ:15号~25号
• ドロッパー:スッテ、エギ各種(1.5号~2号程度がメイン)
持ち物
• イカメタルタックル、仕掛け(場合によってはオモリグやバチコンアジングタックル)
• クーラーボックス(20~30L程度)と氷
• Ziplocなどイカを入れる袋
• 小物類(タオルは多めに用意すると便利)
• ライフジャケット(桜マーク付き)、季節に応じたウェア、濡れてもよい滑りにくい履き物
• 飲食物
• ゴミ袋(ゴミは帰港後に捨てられます)
• 乗船料







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