船釣りをしていると、一般的にはあまり使用されない単語や用語が飛び交うことも少なくありません。
それを耳にしたときに、「あれ、今なんて言った?」「なんのことを言っているんだろう?」と悩むこともあるでしょう。
今回は、釣り人の間で使用されている釣り用語の中から『ベタ凪』について紹介します。
これを読んで、次の釣りから『ベタ凪』を使ってみましょう!
ベタ凪とは?
ベタ凪とは、風や波がなく、海が穏やかな様子を表す言葉。
釣りだけではなく、サーフィン、ダイビングなど、さまざまなマリンスポーツでも使う言葉です。
対義語には風が強くて、波が高く、海が荒れている様子を意味する時化(しけ)という言葉があります。
ベタ凪は
「今日はベタ凪で釣りがしやすそうだ!」(意味:今日は風や波がなくて釣りがしやすそうだ!)
時化は
「今日は時化で出船が中止になってしまった」(意味:今日は風が強く、波も高くて出船が中止になってしまった)
のように使います。
ベタ凪というと、絶好の釣り日和をイメージする人が多いはず。
船釣りで人気のターゲットであるメバル。
「メバルは凪を釣れ」という言葉があり、風や波がない日に釣れやすい魚です。
また、船酔いしにくく、船に慣れていない人もベタ凪の日を選んで行くのがおすすめですね。
しかし、凪だとなかなか釣果が出にくい釣りもあります。
例えば、風や流れに任せて船を流すドテラ流しでタイラバをするとき。
風がないと船がなかなか流れず、釣果が出ないことも少なくありません。
ほかにも風に任せて船を横に流すヒラメ釣りも、風があるときの方が釣れやすいといわれています。
もちろん、風が強すぎて危ないような状況では、釣り船は出船しません。
安全に釣りができる範囲での風が吹いている状況というのは大前提となります。
釣り船を利用する場合には、海に精通する船長が天気予報、実際の海の状況などを考えて出船の可否を決めてくれます。
時化のときには船長判断で中止になるので、その点は初心者にとって安心といえるでしょう。
穏やかな海域を選んでみるのも手!
最近は風が強い日が続き、ベタ凪の日はなかなか少ないかもしれません。
しかし、風が吹いても波が立ちにくい海域もあり、そのような場所であれば凪に近い状況の中で船に慣れない人でも安心して釣りを楽しめます。
船酔いの心配がある人は、まずは穏やかな湾内で楽しめる釣りものから挑戦してみましょう!
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