2024年7月中旬、鴨居大室港から出船する五郎丸でタチウオ釣りに挑戦してきました。

鴨居大室港へは横浜横須賀道路浦賀インターから観音崎方面へ右折、3.4km先の鴨居港の信号でかもめ団地方面へ右折して1kmで到着。

また、電車の場合には京急浦賀線浦賀駅で下車し、かもめ団地行きバスで終点のかもめ団地で下車してすぐの位置です。

【住所】

神奈川県横須賀市鴨居2-74-20

乗船までの流れ

まず集合場所となる港（神奈川県横須賀市鴨居2-74-20）の通りを挟んで向かいの駐車場へ向かいます。

大きく五郎丸と書いてある前のスペースが駐車場です。

案内してくれるスタッフの指示に従って駐車しましょう。

駐車したら車までスタッフが集金にくるので、駐車料金100円を支払います。

支払いが完了したら施設利用証明書と書かれた紙が渡されます。

車のダッシュボードなど、外から見える位置においておきましょう。

次に受付をします。

港の入り口をまっすぐと進み、3軒釣り船が並んだ1番奥にあるのが五郎丸の受付場所です。

建物の入り口にホワイトボードがあります。

来店確認と座席の決定をいたしますのでお近くのスタッフにお声がけください。

建物の中に入り、乗船券売場で乗船料を支払います。

アングラーズ釣船予約をした場合には、その旨を伝えます。

乗船料を支払ったら、受付が完了した証となる札と乗船名簿を受け取ります。

乗船名簿を記入したら、乗船券売場の左手にある伝票差しに提出しましょう。

建物の左奥にある冷凍庫の前から氷入りのビニール袋、受付の右に置いてある手拭きを取り、荷物を持って船に乗り込みます。

先ほどホワイトボードで確認した座席に着席します。

乗船する人が全員揃ったら女将さんが受付で渡された札を回収しにきます。

札を渡したらエサがもらえます。

あとは出船するまで自分の座席で出船まで準備をしましょう。

ここまでが受付から出船までの流れです。

受付する時間は出船の1時間前、遅くても45分前が目安。

今回は7時15分出船で、6時すぎには受付を済ませました。

エサを配り始めるのはタチウオ船に乗る全員の受付が完了してからなので、余裕を持って受付するようにしましょう。

使用するタックル

今回は天秤仕掛けを使用したタチウオ釣りに挑戦します。

竿は船のエサ釣りに幅広く対応できる汎用ライトゲームロッドをセレクト。

PEライン1.5号を巻いた電動リールをセットしました。

腕の長さが25センチの天秤に、40号、60号のオモリを用意。

出船時に船長がオモリの号数を指定するので、そのアナウンスを聞いておきましょう。

当日は60号を使用しました。

ハリス7号、全長2mの1本針の仕掛けを用意しました。

針は釣れるサイズによって使い分けるために、大きめの2/0と小さめの1/0を持ち込みました。

実釣レポート

港を出て20〜30分ほど走り、猿島が見えるポイントまで来ました。

船長から釣り開始の合図があり、早速釣りスタートです。

船長から水深60m、タナは58mから48mとのアナウンスがありました。

最近の釣り方としては、ノーテンションフリーフォールがいいとのこと。

ノーテンションフリーフォールとは、仕掛けにかかるテンションを瞬間的に緩めて自然に落ちるエサにタチウオがヒットするのを狙う釣り方です。

具体的な操作方法は竿の穂先を水面に近い位置からしゃくり、おへその位置あたりまで持ち上げます。

そして、竿の穂先を水面に近い位置に戻すときにラインテンションを緩め、エサが自然に落ちるのを狙います。

その釣り方で探っていくと、早速アタリがありました。

エサだけ取られてヒットしませんでしたが、期待できそうです。

エサを付け直して再度投入すると、またアタリが！

複数回アタリがあったのち、ようやくヒットしました。

ヒットした瞬間グッと重くなる特有の引きにタチウオと確信！

水面まで巻き上げて仕掛けをたぐって船に取り込んで80センチほどのタチウオをキャッチしました。

開始早々のキャッチで今日は良さそうだと期待が高まります。

エサを付け直して再度投入し、タナを探っていくとアタリ多数！

2匹、3匹と釣れ続き、開始1時間ほどで4匹と上々の滑り出しを見せました。

船長からの合図で違うポイントへと移動します。

次のポイントでも指示されたタナを探っていくと、またまたヒット。

今度はメーターオーバーのタチウオをキャッチしました！

これくらいのサイズになると引きがかなり強く、スリリングなやりとりを楽しめます。

その後も続々とメータークラスのタチウオがヒットし、開始2時間ほどで10匹を超える釣果、いわゆるつ抜けをしました。

船長がこまめに移動を繰り返し、タチウオがいるいいポイントに船をつけてくれるおかげですね。

この時点で10時すぎ。

あと3時間ほどあるため、かなり釣れると期待しました。

しかし、それからはなかなか釣り方がハマらず、アタリすら得られません。

周りの人はポツポツと釣り上げていますが、これがタチウオの難しさですね......。

その後はポツポツとタチウオを追加し、残り時間もあとわずか。

残り30分となった段階でまたアタリが増えてきました。

ここぞとばかりに集中します。

するとまた連続でヒットし、タチウオを追加。

最後の1投でもヒットしたものの、まさかのラインブレイクで納竿となりました。

釣果は16匹で、久しぶりのタチウオ釣りを満喫できました！

船長にインタビュー

今回タチウオ釣りを案内してくださった福本一行船長にお話を聞きました。

ーー船長、今日はありがとうございました！

久しぶりのタチウオ釣り楽しかったです！

船長：楽しんでもらえて良かったです！

タチウオ釣りは面白いですよね。

やっぱり醍醐味はタチウオの引きの強さです。

ヒットしたタチウオとの駆け引きはたまりませんよ！

ーーヒットした瞬間の引きが強くて、久しぶりに興奮しました！

ベテランだけでなく、初心者の人にもこの引きの強さを体感して欲しいです！

タチウオ釣りって初心者の人でも挑戦できますか？

船長：少し難易度は高めですが、初心者の人も歓迎しています。

日によっては、スタッフが釣り方をお教えできることもあります。

タチウオは船団になるため操船が忙しくて長い時間は取れませんが、できる限り私も皆さんの釣りをバックアップいたします。

また、五郎丸では初心者の人でも挑戦しやすいアジ釣りも用意しております。

簡単に釣りを楽しみたい人は、アジ釣りもおすすめですよ！

ーー竿やリールなどタックルを持っていない人もいると思いますが、レンタルできるタックルはありますか？

船長：もちろん用意しています。

手巻きタックルと電動タックルがあり、50mほどと水深が深い今日のような状況だと電動タックルがおすすめです。

そのほかには、天秤や竿置きもレンタル品を用意しています。

仕掛けも販売しているので、タックルがない人でも挑戦していただけますよ！

ーータックルがなくても挑戦できるなら、初心者の人でも安心して挑戦できますね。

船長、最後に読者の皆様に一言いただけますか？

船長：気軽にいらっしゃって欲しいですね。

うちは敷居が高くないので、ちょこっとお越しになってお試し程度に釣りを楽しんでもらいたいです。

お越しいただいたお客様に釣りの良さを伝えられればと思っています。

皆様のお越しをお待ちしております！

今回乗船してみて、船宿のスタッフ全員の人柄が良いのが印象的でした。

当日お隣になった同船者からも「五郎丸はスタッフみんないい人なんだよ！」との声を聞きました。

また、船長のお話によると今年の酷暑対策として日除けを船につけたとのこと。

当日はかなり暑かったですが、日除けの下に入ると涼しく、釣りへの集中力を取り戻せました。

こんなところにも釣り人ファーストが感じられました。

釣り人ファーストで快適に釣りを楽しみたい人は、五郎丸に乗ってみましょう！

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