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公開 2024年12月02日更新 2024年12月02日

【シロギスの捌き方】下処理から大名おろしまでやり方とコツを紹介

初心者でも簡単に釣れる一方、よりたくさん釣るためにはテクニックが必要になり、多くの釣り人から人気が高いシロギス。

シロギスは食べて美味しい魚としても有名で、高級な天ぷら屋では欠かせない食材です。

そんなシロギスですが、捌き方もそこまで難しくなく、簡単に調理できます。

今回は、シロギスの下処理から捌き方まで、元料理人の筆者が詳しく解説します。

シロギスを捌く手順

シロギス

シロギスの捌き方を下処理、大名おろしに分けて詳しく解説します。

〜下処理〜

うろこ

シロギスの表面を触ったときにざらざらとした感触があります。

それがうろこです。

うろこを取り除く

うろこは頭側から尻尾の方向に生えているので、それに逆らうように尾から頭に向かってうろことりを動かしてうろこを取り除きます。

表面がツルッとしたら、それがうろこをしっかりと取り除けた証です。

頭を落とす

次に頭を切り落とし、

腹を裂く

腹の中心にある肛門から包丁を入れて腹を裂き、

内臓を取り除く

内臓を取り除きます。

流水で綺麗に洗う

流水で腹の汚れを落とします。

洗う前

洗う前は膜や血などがこのようにあります。

洗った後

水で洗うとこのように綺麗になります。

膜を流しにくい場合には、シロギスの腹に入る細めの歯ブラシを使って軽く擦るようにするのがおすすめです。

綺麗に洗い流せたら、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。

その日に食べない場合には、バットにキッチンペーパーを敷き、その上に綺麗に並べて、皿にその上からキッチンペーパーを乗せて、ラップを被せてチルド室に入れておきましょう。

〜大名おろし〜

シロギスは細く、小さいため、普通の三枚おろしではなく、大名おろしにするのがおすすめです。

大名おろしは頭側から尻尾まで一気に包丁を入れる方法。

頭側から包丁を入れる

その手順はまず、頭側を右、腹を手前にしてまな板に置き、頭側から包丁を入れます。

おろした後

包丁が中骨にコツコツと当たる感覚を維持しながら、尻尾まで一気に切り落とします。

裏返して頭から包丁を入れる

裏返して頭側を右、背を手前にして置き、同様に頭側から包丁を入れて、尻尾まで一気に切り落とします。

大名おろしの完成図

中骨から両面の身を切り離せたら、作業完了です。

あとは好みの料理に仕上げましょう!

天ぷらにするなら背開きがおすすめ

背開き

シロギスの定番料理、天ぷらにする場合には背開きにすると本格的な仕上がりのになるのでおすすめです。

背から包丁を入れて開く

背開きのやり方は、背から包丁を入れ、中骨の上を包丁が通るように数回に分けて腹に向かって切り、腹の皮一枚を残すイメージ。

腹側を切ってしまうと三枚おろしになってしまうので、切り離さないように注意しながら切りましょう。

裏に返して中骨だけを取り除く

開けたら裏に返し、中骨だけを切り取ります。

腹骨をすきとる

あとは腹骨をすきとれば背開きの完成です。

背開きの完成図

完成図はこちら。

より本格的にするなら、内臓を取り出す際に腹を切らないようにするのがおすすめ。

腹がつながった状態で、天ぷらやフライにした際の見た目がさらに良くなります。

たくさん釣って美味しいシロギス料理を堪能しよう!

シロギスの天ぷら

シロギスは岸からでも釣れる魚ですが、船から狙うとより数釣りができます。

また、初心者でも釣りやすく、初めての船釣りにもおすすめです。

美味しいシロギスをたくさん釣るために、今週末はシロギスを狙いに船釣りに挑戦してみましょう!

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わたしが書きました

山下 洋太

山下 洋太

釣り歴20年以上のフリーライター。シロギスやメバルのような小型魚からキハダマグロのような大型魚まで、なんでも狙うスタイルで船釣りを楽しんでいます。また、元料理人で釣った魚を調理するのも楽しんでおり、その魅力を発信するべく執筆活動をしております。

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