初心者でも比較的釣りやすく、初めての船釣りのターゲットとして人気が高いイシモチ。
釣れ上がるとグーグーと愚痴をいっているように聞こえることから、シログチとも呼ばれています。
かまぼこの高級食材としても知られ、イシモチが入っているものはモチモチとした特有の食感を生み出します。
今回は、そんな美味しいイシモチを使用したおすすめのレシピを紹介します。
イシモチ釣りで有名な金沢八景・黒川丸の船長から伺ったレシピも交えて紹介するので、ぜひご参考にしてください!
まずは捌き方をチェック!

イシモチの表面を触るとざらざらとした感触があります。
これがうろこです。

うろこは頭から尾ビレに向かって生えているので、それに逆らうように尾ビレから頭に向かってうろこ取りを動かすとうろこが取れます。
表面を触ったときにツルツルとなったらうろこが取り除けた証です。

つぎに頭を落として

腹を裂き、内臓を取り出します。

イシモチにはほかの魚とは違い、腹膜がついているのでこれも綺麗に取り除きます。
取り除く方法としては、頭の切れ目付近からゆっくりと剥がして隙間に指を入れるのがおすすめ。

強く引っ張ると身が割れてしまう可能性があるので、丁寧に作業しましょう。

腹を流水で洗い流します。
汚れがなかなか落ちない場合には、歯ブラシで洗い流すのがおすすめです。

洗い流すとこのように綺麗になります。
細かな汚れを取り除いたら、キッチンペーパーで水気を拭き取りましょう。
これで下処理の完了です。
続いて三枚おろしをします。

頭側を右、腹を手前にして腹から包丁を数回入れ、中骨まで切ります。

次に頭側を左、背を手前にして背から包丁を入れ、中骨から身を切り離します。

イシモチを裏に返し、頭側を右、背を手前にして背から包丁を入れ、中骨まで切ります。

最後に頭側を左、腹を手前にして腹から包丁を入れ、中骨から身を切り離します。

これで三枚おろしの完了です。
あとは腹骨をすきとり、好みの料理に仕上げましょう!
イシモチのおすすめレシピ3選
◾️めんつゆ漬け

最初に紹介するのは、先日のイシモチ釣り取材で訪れた黒川丸の黒川船長にお教えいただいためんつゆ漬けです。
簡単に作れるのに抜群に美味しく、これはみなさんに紹介したいと思いレシピとしてまとめました。
[材料]
・イシモチ お好みの匹数
・めんつゆ 適量
[手順]
①イシモチのうろこ、頭、内臓を取り、開きにします。

②めんつゆに漬け、冷蔵庫で2日間置きます。

②めんつゆから取り出して、表面をサッと拭き、魚焼きグリルで焼きます。
焦がしすぎないように注意しながら焼き、全体に火が通ったら皿に盛り付けて完成です。

◾️ホイル焼き

こちらのホイル焼きは黒川丸の黒川船長から美味しいと伺い、筆者なりに作ったレシピです。
イシモチとキノコの旨味成分が混ざり、美味しさ爆増の一品に仕上がります。
[材料]
・イシモチ 1匹
・しめじ 15g
・ニンニク 1片
・万能ねぎ 適量
・バター 10g
・ポン酢 大さじ1
[手順]
①三枚おろしにしたイシモチ、小房に分けたシメジ、半分に切ったニンニク、小口切りにした万能ネギの順にアルミホイルで作った器に入れます。
上からバターを乗せ、ポン酢を掛けます。

②アルミホイルでフタを作り、蒸気が漏れないようにしっかりと閉めます。

③魚焼きグリルで15分ほど焼き、皿に盛り付けたら完成です。

◾️塩麹唐揚げ

これは筆者オリジナルのレシピ。
食べやすいサイズに切ったイシモチを塩麹に漬けてから揚げる簡単な料理です。
[材料]
・イシモチ 2匹
・塩麹 20g
・小麦粉 適量
・揚げ油 適量
・レモン お好みで
[手順]
①三枚におろしたイシモチを一口大にカットし、塩麹と一緒に袋に入れ、30分冷蔵庫に置いておきます。

②袋から取り出したイシモチに小麦粉を薄くつけます。

③180℃ほどに熱した油に小麦粉をつけたイシモチを入れて5分ほど揚げます。

④中に火が通ったらバットに上げて余計な脂を落とし、皿に盛り付けたら完成です。

少しの工夫で美味しさ爆増!

イシモチは淡白な魚でそのまま食べても美味しいですが、少し味を付けることで美味しさが爆増します。
今回紹介したように、旨味成分にグアニル酸を有するキノコや塩麹は特に相性抜群!
美味しいイシモチをたくさん釣って、イシモチ料理を堪能してみてくださいね!






.png?fm=webp&w=828)














.png?fm=webp&w=828)