コマセ五目とは、コマセと呼ばれる撒き餌を使用し、その撒き餌に針を同調させて魚を狙う釣り方です。
名前に五目とあるように、さまざまなターゲットが狙えるのがこの釣りの魅力。
しかも釣り方自体も簡単で、初めての船釣りにもおすすめです。
今回は、コマセ五目の釣り方について紹介します。
基本となる釣り方を簡単に紹介するので、チェックしていきましょう。
コマセ五目で狙えるターゲット
コマセ五目で狙えるターゲットは、アジやサバをメインに、カンパチやブリの幼魚のワカシ、イナダ。
マダイやアマダイ、イトヨリダイ、イサキ、ヒラメなど、釣って楽しいだけでなく、食べて美味しい魚が多彩に釣れます。
一度の釣りで多種多彩な魚を狙いたい、そんなわがままな釣り人におすすめなのがコマセ五目釣りです。
コマセ五目のタックル
釣り船によっては、コマセ五目のタックルをレンタルできる場合があります。
しかし、レンタルできない場合や自分で購入したタックルを使用したい人もいるでしょう。
ここでは、そんな人のためにコマセ五目で必要になるタックルについて紹介します。
◾️ロッド
ロッドは60〜80号ほどのオモリに対応する2mほどのものがおすすめ。
中心に近い位置から曲がる胴調子がベストです。
▼初心者におすすめのロッド
船釣りを幅広く楽しめる汎用的なライトゲームロッドで、初心者にもおすすめの1本です。
◾️リール
リールは小型・中型の電動リールがおすすめ。
水深が浅い場所では手巻きリールを選ぶのもありです。
また、サイズはPEラインの2〜3号を200m以上巻けるものを選びましょう。
▼初心者におすすめのリール
シマノの低価格の電動リールで、初めて電動リールを購入する人にもおすすめです。
◾️ライン
リールに巻くラインはPEラインの2〜3号がおすすめです。
釣り船によってはラインの太さが指定されている場合もあるので、確認してからラインを購入するのが無難でしょう。
▼初心者におすすめのライン
ダイワ独自の技術を採用して耐摩耗性に優れ、安心して使えるPEラインです。
◾️仕掛け
仕掛けはウイリー仕掛けを中心に、オキアミをつけるカラ針がついた仕掛け、ビシアジ釣りようの仕掛けも使用できます。
また、コマセに寄ってきたイワシが針にかかったら落とし込み、ヒラメや青物などの大物を狙う落とし込み用の仕掛けを使用することもあります。
また、ビシカゴはアミコマセに対応したものを使用します。
オモリは40〜80号ほどを使用する場合がほとんどですが、釣り船によっては号数を指定している場合もあるので確認しておきましょう。
天秤はアームの長さが35cmほどあるものを使用します。
コマセ五目の釣り方
◾️エサをカゴに詰める
まずはアミコマセをカゴに詰めます。
詰めるコマセの量が多いと出が悪くなり、少ないとすぐにコマセがカゴからなくなってしまいます。
目安としては、カゴの容量に対して7割ほど詰めるのがベストです。
◾️エサを針につける
エサをつける必要がある仕掛けの場合には、カラ針にオキアミをつけます。
つけ方の手順は、まずはオキアミの尾を切ります。
切り口から針を入れて腹のから針先を抜きます。
針の軸に対してオキアミが真っ直ぐなるようにさせたらエサつけの完了です。
オキアミが斜めになっていると水中で回転しやすくなり、ラインがよれてトラブルが発生しやすくなるので注意しましょう。
◾️仕掛けを投入する
次に仕掛けを投入します。
天秤を使用した仕掛けを投入するときには、天秤と針の位置を離して投入すると仕掛けが絡まるトラブルを回避できます。
◾️巻き上げてエサを撒く
仕掛けが底までついたら船長の指示ダナまで巻き上げてロッドを水面に近い位置から目の高さくらいまでしゃくり、コマセを撒きます。
コマセと針を馴染ませるために、コマセを撒いたら仕掛けの長さ分ほど巻き上げてアタリを待ちます。
少し待ってアタリがなかったら底を取り直し、またタナまで巻き上げてコマセを撒き、仕掛けの長さ分上げて待つのを繰り返します。
一連の流れを数回行うとコマセがカゴからなくなるので、一旦仕掛けを回収し、コマセを詰めて再度投入しましょう。
◾️アタリがあったらゆっくりと竿を立てて巻き上げる
プルプルとロッドの先が動いたり、手元にブルブルといった感覚があったら魚が針に食ってきた合図です。
ゆっくりとロッドを立ててラインを巻き上げましょう。
コマセ五目で釣れる筆頭の魚のアジは、口が柔らかく、バラしやすいのが注意点。
ラインを速く巻くと口が切れてバラしてしまう可能性が高くなるので、丁寧にゆっくりとした速度で巻き上げるのも重要です。
◾️仕掛けを手繰って魚を船に取り込む
天秤が上がってくるのが見えたらラインを巻き上げるのを止め、ロッドを竿掛けに置き、ロッドを立ててオモリを手に取り、船内に置きます。
仕掛けを手繰り、
魚を船内に取り込みます。
コツとしては魚が水中にいる状態で針付近のラインをしっかりと掴み、魚が空中にいる時間を短くすること。
空中にいる間は針が掛かっている付近に魚の重みがかかり、口が切れ、バラしてしまう可能性が高くなります。
口切れを防止するためにも、丁寧かつ素早く魚を取り込むことが重要です。
美味しい魚の五目釣りを狙っちゃおう!
五目釣りは美味しい魚がたくさん釣れる可能性を秘めているところが魅力です。
しかも釣り自体の難易度も低く、初めての船釣りにもぴったり。
ベテランの釣り人はもちろん、船釣りが初めての人もコマセ五目に挑戦してみましょう!
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