公開 2024年10月09日更新 2024年10月10日

小田原早川港『藤八丸』でコマセ五目に挑戦してみた!

神奈川県小田原市の小田原早川港から出船する藤八丸でコマセ五目釣りに挑戦してきました。

小田原早川港へは小田原厚木道路の小田原西ICより約10分、西湘バイパスの早川ICより約5分。

電車の場合には、JR東海道本線の早川駅より徒歩約4分でアクセスでき、車・電車ともにアクセスに優れています。

【住所】

神奈川県小田原市早川1丁目21-1

藤八丸までのルートはこちら

乗船までの流れ

小田原早川港の入り口

小田原早川港のゲートを通り抜けます。

駐車スペース

坂を降りて左に曲がり、藤八丸の船の前付近にある駐車スペースに駐車します。

駐車スペースがわからない人は船長に聞いてから車を止めるようにしましょう。

車を止めたら荷物を持って船に乗り込みます。

座席は予約順に決めるため、船長に聞いて自分の座席に着席しましょう。

タックルや仕掛けなどがない場合には、ここで船長から受け取ります。

ここまでが乗船の流れです。

また、乗船料の支払いは港に帰ってきてからになります。

使用するタックル

使用するタックル

今回は、120号までのオモリに対応したライトゲームロッドに、PEライン3号を巻いた1000番の電動リールをタックルを使用します。

60号のオモリをつけたビシカゴを天秤につけ、その先にエサをつけるカラバリがあるウイリー仕掛けをつけました。

また、針につけるエサにはオキアミ、ビシカゴに入れるコマセにはアミコマセを使用します。

実釣レポート

出船

6時になったらいざ出船です!

港の出入り口付近で船長より、釣り場まで近いから準備しておいてねとのアナウンス。

急いで準備を始めます。

釣りスタート

船着場から出発してものの5分ほどで釣り場に到着し、船長からのアナウンスがあり、釣りをスタートします。

これだけ近いポイントで釣りを楽しめるなら、初めて船釣りをする人でも挑戦しやすいでしょう。

ここでは船長からタナは底から5〜8mと指示がありました。

仕掛けを一度着底し、2〜3mほど巻き上げたところからコマセを撒き始め、5〜8mほどの位置でアタリを待ちます。

魚探に反応があるものの、仕掛けを入れると反応が沈んでしまうと船長。

なかなか釣れない中、船長が細かく移動を繰り返し、反応を探します。

この反応は良さそうだとのアナウンスがあり、釣りを再開。

ヒットシーン

仕掛けを投入してすぐにヒットしました。

アジ

仕掛けが上がってきて見えたのは30cmほどのアジです。

釣り開始20分ほどでようやく1匹目のアジをキャッチしました。

イトヨリダイ

引き続き探っていると、またもや仕掛けを投入してすぐに魚がヒット。

アジとは違う引きで、次は何が上がってくるのか楽しみです。

仕掛けが上がってきて見えたのは赤い魚、イトヨリダイでした。

その後も船長が細かく移動を繰り返し、反応を探します。

魚探にいい反応が映ると船を止めて釣りをして、反応が沈んだら移動するのを繰り返すと、ポツポツとアジが釣れ上がるようになってきました。

船中では3匹同時に釣れ上がるダブルもあり、調子が上向いてきました。

サバ

筆者もポツリポツリと追加して、アジ8匹とサバ1匹をキャッチ。

ここでワカシやカンパチといった青物狙いに移行することになりました。

ミニどうらく

次に使用するのはこの仕掛け。

小針と大針がついた仕掛けで、小針にはサバ皮がつけられている仕掛けを使用します。

小針にイワシが食いつくのを狙い、そのイワシをエサにして大針にワカシやカンパチが掛かるのを狙うのがこの仕掛けの仕組みです。

タナは底から5〜10mほどとのこと。

そのタナに狙いを絞って反応を探ると、早速ヒットしました。

ワカシ

イワシはつかなかったものの、ワカシが小針に食ってきたようです。

カンパチとワカシ

船長からもともと使用していた天秤仕掛けの方がいいかもとアドバイスがあり、すぐに変更するとカンパチとワカシが同時にヒットするダブルヒット。

さすが船長、ありがとうございます!

最後にイワシが色濃くいるであろう漁港の前のポイントへ移動しました。

ここでもイワシがヒットするのを狙いつつ、ワカシやカンパチを狙ってみます。

すると、早速ワカシがヒット。

終了間際までポツポツと釣り上げて、合計でワカシ8匹、カンパチ1匹の釣果に恵まれました。

ここで納竿となり、港へと帰ることになりました。

アジ、サバ、イトヨリ、ワカシ、カンパチで五目

釣果はアジ、サバ、イトヨリ、ワカシ、カンパチと五目を達成。

さまざまな魚が釣れるコマセ五目の醍醐味を堪能でき、大満足の釣行となりました。

船長インタビュー

鈴木大助船長

今回コマセ五目を案内してくださったのは鈴木大助船長。

代々漁業を営んでおり、漁の傍ら、知り合いを乗せて釣り船としてもたまに出船していたとのこと。

しかし、漁のメインが冬から春で、春から秋にかけて何かやることがないかなと思い、12、3年前に釣り船に力を入れ始めたようです。

そんな小田原の海を知り尽くした船長にお話を伺いました。

ーー今日はありがとうございました!

五目釣れて楽しかったです。

コマセ五目の面白いところはどういったところでしょうか?

船長:いろいろな魚が釣れるところ、そして簡単に釣れるところです。

釣り方の難易度も低いので、初心者にも挑戦してほしいですね。

ーー今回は、アジ、サバ、イトヨリダイ、ワカシ、カンパチで五目釣りを達成しましたが、そのほかにはどのような魚が狙えますか?

船長:釣り方や仕掛けを少し変えることもありますが、マダイやヒラメ、アマダイ、カマスなど、季節によっても釣れる魚が変わってきます。

イワシが多く回遊しているときにはサビキの仕掛けを使ってイワシを針に掛けて、泳がせてワラサ、ブリのような大物を釣るのも楽しめます。

そのような大物を初心者の人が釣ることもありますよ。

ーー今回挑戦させていただいたコマセ五目以外にはどのような釣りを楽しめますか?

船長:コマセ五目は一年を通して行っております。

そのほかには春は青物を狙うジギング、ティップランで狙うアオリイカ。

夏はキャスティングで狙うマグロ、さまざまな魚種を狙えるSLJ、アカハタなどのロックフィッシュ。

秋になるとコマセで狙うマグロ、ときにはアマダイ、ティップランでのアオリイカ狙い、夏に引き続きSLJも楽しめます。

冬は中深場でアカムツなどをスロージギングで狙ったり、秋に引き続きティップランでアオリイカを狙ったり、タチウオ狙いでも出船しています。

ーー最後に読者に一言いただけますでしょうか?

船長:釣り船というと敷居が高いイメージを持つ人も多いと思います。

しかし、藤八丸では誰でも楽しんでいただけるように、初心者も大歓迎でお待ちしております。

レンタルタックルの用意もあるので、タックルをお持ちでない人でも楽しんでいただけます。

皆さんのお越しをお待ちしております!

インタビュー中

インタビュー中に「来てもらったお客さまに喜んでもらえるのが一番嬉しいよ」「お客さまには釣りを存分に楽しんでもらいたい」とおっしゃっていたのが印象的でした。

また、お客さまの満足度も重視することにもこだわっているともおっしゃっており、お客さまファーストで営業していると強く感じました。

ベテランの釣り人はもちろん、初めて船釣りに挑戦する人も、ぜひ藤八丸を訪れてみてくださいね!

▼藤八丸の詳細はこちら

▼藤八丸のコマセ五目の釣りプランはこちら

わたしが書きました

山下 洋太

山下 洋太

釣り歴20年以上のフリーライター。シロギスやメバルのような小型魚からキハダマグロのような大型魚まで、なんでも狙うスタイルで船釣りを楽しんでいます。また、元料理人で釣った魚を調理するのも楽しんでおり、その魅力を発信するべく執筆活動をしております。

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