船釣りをしていると、一般的にはあまり使用されない単語や用語が飛び交うことも少なくありません。
それを耳にしたときに、「あれ、今なんて言った?」「なんのことを言っているんだろう?」と悩むこともあるでしょう。
今回は、釣り人の間で使用されている釣り用語の中から『乗っ込み』について紹介します。
これを読んで、次の釣りから『乗っ込み』を使ってみましょう!
乗っ込みとは?
乗っ込みとは、産卵を目前に控えた魚たちが深場から浅場へと移動してくる行動のこと。
産卵前に荒食いをする魚が多く、釣れやすいことから釣り人が待ちに待つ絶好期です。
乗っ込みというと多くの人がイメージするマダイ。
地域にもよりますが、春から初夏にかけて産卵をするといわれており、その前に当たる初春ごろから乗っ込みのシーズンが開始します。
また、マダイの乗っ込みを「乗っ込みマダイ」とも呼び、時期になると多くの釣り人で船が賑わいます。
そのほかにイサキ、メバル、カレイ、クロダイ、ヒラメ、アオリイカなども産卵前になると乗っ込みということがあります。
乗っ込みというワードの使い方は
「そろそろ乗っ込みが始まりそうだからマダイを釣りに行こう」(意味:そろそろ産卵前の荒食いでたくさん釣れそうだからマダイを釣りに行こう)
など。
乗っ込みで特に爆釣になるのは、釣果が突然上向く1日目。
Xデーとも呼ばれ、マダイであれば船中80枚のような爆発的な釣果に恵まれることもあります。
なかなかそういった日に釣行日が重なることはレアですが、乗っ込みが始まりそうな時期になったら、足繁く釣り船に通うのがおすすめですよ!
乗っ込みの荒食いにより、太った個体が釣れやすいのも特徴的。
脂が乗って美味しくなる魚が多く、キャッチアンドイート派の釣り人も嬉しいシーズンと言えますね。
筆者的に乗っ込みシーズンで特に美味しいなと思う魚はイサキ。
乗っ込みシーズンのイサキはメスであれば真子、オスであれば白子が入っていて、身以外の味も堪能できます。
真子はサッと甘辛く煮るのがおすすめ。
白子は軽く茹でて、ポン酢をかけるだけの白子ポン酢でも十分に美味しく食べられます。
乗っ込みシーズンの美味しい魚を堪能してみてくださいね。
乗っ込みを船釣りで味わおう!
乗っ込みの時期であればいつも以上に釣果を期待でき、船釣り初心者でもさらなる数釣りができる可能性もあります。
そして、食べて美味しいのも乗っ込みの魅力。
美味しい魚をたくさん釣るために、乗っ込みを見逃さないようにしましょう!
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