春から夏にかけて旬を迎え、船釣りのターゲットとして人気が高いイサキ。
東京湾、外房、相模湾など、多くの海域でイサキを狙う釣り船があり、シーズンになると多くの釣り人で賑わいます。
そんなイサキは食べて美味しい魚で、生はもちろん、焼いても、煮ても美味しく食せます。
また、梅雨に釣れるものを梅雨イサキと呼び、一年でもっとも食味が良いと言われてます。
今回は、食味抜群で釣り人から人気のイサキのおすすめレシピを紹介します。
刺身
まずはイサキの超定番料理、刺身の作り方を紹介します。
[材料]
・イサキ 1匹
・大根(つま用) 適量
・大葉 適量
[手順]
①三枚におろしたイサキの中骨を取り除き、皮を引きます。
コツとしては包丁を動かすのではなく、皮を上下に動かしながら引っ張るとうまく皮が引けます。
②皮目を下にしてそぎ切りします。
③お皿につま、大葉を乗せて、上からそぎ切りしたイサキを盛り付けて完成です。
イサキは姿造りにするのもおすすめ。
姿造りにすると写真映えすること間違いありません!
カルパッチョ
洋風の料理が好きな人には、イタリア料理のカルパッチョもおすすめです。
[材料]
・イサキ 半身
・ベビーリーフ 適量
・レタス 適量
・ミニトマト 4個
・酢(あればワインビネガー) 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ1
・レモン汁 大さじ1/2
・塩 小さじ1/2
・胡椒 小さじ1/2
[手順]
①三枚におろした半身の中骨を取り除き、皮を引きます。
②皮目を下にしてそぎ切りします。
③ボウルに酢を入れ、混ぜながらオリーブオイルを合わせます。よく混ざったら、レモン汁、塩、胡椒を入れて混ぜます。
④そぎ切りしたイサキをお皿に盛り、その上からベビーリーフ、レタス、半分に切ったミニトマトを盛り付けます。③で作ったタレを上から掛けて完成です。
入れる野菜はオクラやにんじんなども相性が良いので、お好みに合わせてチョイスしてみてください。
筆者的おすすめ野菜のルッコラがあると特有の辛味と苦味がプラスされ、大人の味わいになりますよ。
アクアパッツァ
アクアパッツァもイサキと相性が良い料理です。
小型のイサキが釣れた際には、丸々1匹使ってアクアパッツァにしてみましょう。
[材料]
・イサキ 1匹
・アサリ 200g
・ミニトマト 8個
・パセリ 適量
・塩 少々
・胡椒 少々
・オリーブオイル(魚を焼く用) 大さじ3
・水 適量
・オリーブオイル(最後に掛ける用)大さじ3
[手順]
①イサキのうろこ、エラ、内臓を取り除き、水で洗って水気を拭き取り、背中に切れ込みを入れ、塩、胡椒をしておきます。
ヒレが邪魔でフライパンに入らなそうなら、ハサミでカットしておきましょう。
②オリーブオイルを入れて熱したフライパンでイサキを弱火で焼きます。
焼き色がついたら裏に返し、裏にもしっかりと焼き色をつけます。
③余分な油をペーパーで拭き取ったら、イサキの半分が浸るくらいまで水を入れ、強火にしてお玉で煮汁をかけながら5分ほど煮込みます。
④アサリを加えて、引き続き強火で5分ほど煮込みます。水分が少なくなってきたら、少しだけ水を足しておきましょう。
⑤ミニトマトを加えて2分ほど強火で煮ます。
オリーブオイルを加え、お玉で混ぜながら強火で乳化させます。
最後にパセリを加えたら完成です。
魚のイノシン酸、貝のコハク酸、そしてトマトのグルタミン酸、3つの旨み成分が組み合わさり、最高の味わいです。
しかも、彩りも豊かで、見た目にも楽しめますよ。
ムニエル
ムニエルも相性が高く、ソースを変えるとさまざまな味わいを楽しめます。
ここでは、基本的なレモンバターソースの作り方を交えて紹介します。
[材料]
・イサキ 半身
・塩 適量
・胡椒 適量
・小麦粉 適量
・バター(焼く用) 10g
・オリーブオイル 大さじ1
・レモン汁 大さじ1
・パセリ 適量
・バター(ソース用) 10g
・ジャガイモ 1個
・バター(ジャガイモ用) 5g
・牛乳 大さじ1
[手順]
①イサキを三枚におろし、中骨を取り除き半分に切ります。
イサキの両面に軽く塩、胡椒をして上から薄く小麦粉をまぶしておきます。
付け合わせのジャガイモは茹でで潰し、バター、牛乳、塩を混ぜてマッシュポテトにします。
②フライパンにバター、オリーブオイルを入れて中火で熱し、イサキを皮を下にして入れます。
皮に焼き目がついたら裏返し、弱火で身側を焼きます。
身に火が通ったらイサキをフライパンから取り出します。
③イサキを焼いたフライパンにソース用のバターを入れ、溶けたらレモン汁を入れて中火で軽く色がつくくらいまで火を入れます。
④お皿にマッシュポテト、イサキ、ソース順に盛り付けて、上からパセリを散らしたら完成です。
イサキにレモンバターソースの爽やかさとコクがプラスされ、奥深い味わいを楽しめます。
脂が少ない小型のイサキでも美味しいので、試してみてくださいね!
梅煮
さっぱりとした和食が好みの人には、梅の酸味がプラスされた梅煮がおすすめです。
[材料]
・イサキ 1匹
・生姜 ひとかけ
・塩 適量
・梅干し 3個
・酒 100ml
・みりん 100ml
・砂糖 大さじ2
・醤油 50ml
[手順]
①イサキのうろこ、エラ、内臓を取り除き、水で洗って水気を拭き取っておきます。
ヒレが邪魔でフライパンに入らなそうならハサミでカットし、表面に軽く塩をして、30分ほど常温におきます。
生姜は千切りにして、針生姜にしておきます。
②鍋に湯を入れて、イサキを潜らせて霜降りし、水に落として細かな汚れを洗い流します。
③フライパンに酒、みりん、砂糖を入れて火にかけます。湧いてきたらイサキを入れて中火で煮ます。
④7分ほど煮たら醤油、梅干しを入れ、落とし蓋をしてさらに5分ほど中火で煮ます。
⑤イサキに火が通ったら火を止めて、お皿に盛り付けて上から針生姜を乗せて完成です。
いつもの煮付けに酸味が足されてさっぱりとした味わいになり、暑さ厳しい夏でも箸が進むこと間違いありません!
実は真子や白子も美味しい魚
イサキの産卵期は6〜8月で、その時期に釣れたイサキには真子や白子が入っていることがあります。
その真子や白子も非常に美味しいので、捨てずに料理しましょう。
真子は煮付けに、白子はポン酢で和えれば絶品そのもの。
どちらも魚を煮るときに一緒に入れても美味しいので、試してみてくださいね!
釣って楽しい食べて美味しいイサキ
イサキは美味しいのはもちろん、釣っても楽しい魚です。
各地でイサキ船が出船していて、東京湾や相模湾など、都心からアクセスしやすい海域でも楽しめます。
アングラーズ船予約では、イサキの釣りプランをたくさん用意しております。
この機会にイサキを釣りに行き、鮮度が高いイサキ料理を堪能してみませんか。