肝が美味しい魚として知られ、秋から冬は特に食味が良くなることで人気のカワハギ。
焼いても、揚げても、煮ても、蒸しても美味しく食べられる魚で、高級な和食店でも重宝される食材です。
カワハギというと調理が難しいのでは、と心配する人も多いでしょう。
しかし、カワハギの調理は簡単そのもの!
美味しいカワハギ料理を短時間でサクッと作れちゃいます!
今回は、元料理人がカワハギのおすすめ料理3選を紹介するので、ぜひご参考にしてください。
まずはカワハギの下処理からチェック
カワハギはうろこがない魚で、うろこを取る必要はありません。
下処理の手順としては、
包丁で背骨を断ち切って、
頭を手で持ってもぎとり、
腹を洗い、水気を引き取ったら皮を剥ぐだけ。
あとは作りたい料理に合わせて、三枚おろしなどにしましょう。
カワハギのおすすめレシピ3選
◾️薄造り
釣れたばかりで身がしまっているカワハギは、薄造りにするのがおすすめです。
薄造りにすれば硬すぎず、でもコリコリとした食感を楽しめます。
肝が入っていたら肝醤油を作って食べると美味しさが倍増しますよ!
[材料(2人前)]
・カワハギ 1匹
・わけぎ 適量
・大葉 適量
・もみじおろし 適量
・醤油 適量
・わさび 適量
[手順]
三枚におろして中骨を取り除き、背身2節、腹身2節にさく取りし、薄皮を取り除きます。
皮目を上にしてまな板の上に置き、薄く削ぐように切ります。
切った身を左に並べて円になるように盛り付けて、真ん中に肝を置き、お好みでわけぎや大葉、もみじおろしも盛り付けたら完成です。
◾️チリ蒸し
野菜と一緒に蒸してポン酢で食べるチリ蒸しも最高です。
野菜がカワハギの旨みを吸い、上品な味わいを堪能できますよ。
[材料(2人前)]
・カワハギ 1匹
・しいたけ 2個
・小松菜(白菜でも可) 適量
・酒 大さじ2
・昆布 10×10cm
・ポン酢 適量
・もみじおろし お好みで
[手順]
カワハギの頭の上にある突起物をハサミで切り、その切り口から皮を剥ぎ取ります。
腹に包丁を入れてエラと内臓を取り、流水で洗ってキッチンペーパーで水気を拭き取り、二枚おろしにして切り身にし、頭も兜割にします。
カワハギに薄く塩をして30分常温に置き、余分な水気を出したら、沸騰する前の湯(約80℃)に潜らせて霜降りして冷水に落とし、汚れを落とします。
皿に昆布、カワハギの順に盛り、その脇に野菜を乗せ、蒸し器の蓋から落ちる水分が入るのを防ぎ、かつ身がしっとりと仕上がるようにラップをして弱目の中火で15分蒸します。
蒸し器から取り出したら、皿に綺麗に盛り直し、小皿にポン酢を入れたら完成です。
◾️唐揚げ
釣りの後にがっつりとした料理を食べたい人には唐揚げがおすすめです。
甘辛い下味をつけてあげれば、お酒のお供にもぴったりな一品に仕上がりますよ!
[材料(2人前)]
カワハギ 1匹
醤油 大さじ2
みりん 大さじ2
酒 大さじ2
ごま油 小さじ2
砂糖 小さじ2
小麦粉 適量
揚げ油 適量
すだち お好みで
[手順]
カワハギを3枚におろして、小骨を取り除き、一口大に切り、醤油、みりん、酒、ごま油を混ぜたタレに30分漬け込みます。
小麦粉を薄くつけます。
180℃に熱した油で揚げます。
天ぷら敷紙を皿に敷き、その上に唐揚げを盛り、1/4にカットしたすだちを添えて完成です。
美味しいカワハギを釣りに出かけよう!
カワハギはこれから旬を迎える魚で、秋が深まるにつれて肝が大きくなり、さらに食味が良くなります。
釣ったカワハギの味は格別で、今回紹介した以外にも、煮付け、鍋など、さまざまな料理でカワハギの味を堪能できます。
美味しいカワハギを狙いに、今週末船釣りに出かけてみませんか?
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