公開 2024年06月20日更新 2024年09月12日

東京湾で大人気『LTアジ』ってどんな釣り方?

LTアジで釣れたアジ

釣って楽しい食べて美味しい、初心者やファミリーでも簡単に手軽に楽しめる東京湾の船釣り『LTアジ』について解説していきます。

初めての船釣りでアジを狙ってみませんか?

アジってどんな魚?

アジ

アジはアジ科アジ亜科に属し、全国の沿岸部を回遊する魚の総称です。

アジと一口に言ってもさまざまな種類がいますが、一般的にはアジ科の代表魚であるマアジを指します。

マアジはイワシなどの小魚やプランクトンを捕食する、いわゆる肉食性がある魚で、成魚になると30cm前後まで成長し、大型化すると50cmを超える個体もいます。

また、大分県の名産として知られる”関あじ”を代表とし、全国各地にはブランド化されたアジが多数いることでも有名です。

東京湾で釣れたアジ

アジ釣りが盛んに行われる東京湾では、脂が乗って魚体が丸々とし、表面が金色に輝いたブランド魚の”金アジ”が釣れます。

非常に食味が良く、釣りを楽しむのはもちろん、食べる楽しみも体感できます。

また、釣り初心者でも比較的釣果に恵まれやすいのもアジ釣りの魅力の1つ。

釣りやすく、食べても美味しいアジ狙いからスタートするのがおすすめです。

初心者にもおすすめ、東京湾の『LTアジ』

初心者におすすめのLTアジ

LTアジとは、船からエサを使用してアジを狙う釣りのことです。

金沢八景にある釣り船の荒川屋発祥の釣りで、東京湾を中心に人気が高い釣り物です。

東京湾ブランド魚の金アジが狙えることから、週末になると多くの人で賑わいます。

LTアジのタックル

LTアジのLTはライトタックルの意味。

簡単にいうと軽いタックル、オモリを使用したアジ釣りです。

軽いタックルを使用するこの釣りは、アジの引きをよりダイレクトに味わえるのが楽しいポイントで、狙う水深は20m前後と深くなく、仕掛けを巻き上げる動作も楽に行えます。

具体的には40号前後のビシに詰めたイワシミンチを撒き、針につけたエサと同調させて食いつくのを狙うのが基本的な釣り方。

波や潮流が比較的穏やかな内湾で行うため、船酔いの心配も少なく、初心者やファミリーでも気軽に楽しめるでしょう。

LTアジに必要な道具

必要な道具

LTアジで必要な道具は以下の通りです。

・竿

・リール

・天秤

・ビシ

・仕掛け

・イワシミンチ

・赤短(or イソメ)

・魚バサミ(フィッシュグリップ)

一覧にしてみると意外と多くて揃えるのが大変と思う方も多いのではないでしょうか?

しかし、LTアジをプランにしている釣り船の多くが釣具一式をレンタルで貸し出してくれるので、最初から全てを揃える必要はありません。

一度体験してみても、さらに釣果を伸ばしたい、もっと快適に釣りをしたいと感じた場合には、自分に合った使いやすい竿やリールなどを購入することをおすすめします。

◾️竿

竿

長さは1.6〜1.8mほどで、硬さは40号のビシに対応する7:3調子のものを選ぶのがベスト。

LTアジ専用ロッドもありますが、汎用性が高く、ほかの釣りに流用できる船釣り用のライトゲームロッドを使用するのもいいでしょう。

ほとんどの釣り船でレンタル可能です。

◾️リール

カウンター付きリール

両軸リールで糸巻量がPE2号200m以上あるものがおすすめ。

カウンターがついていると、水深がわかるので便利です。

こちらも釣り船でレンタルできるので最初から用意しなくても大丈夫です。

◾️天秤とビシ

天秤とビシ

腕の長さが30cm前後ある片天秤を使用します。

太さは1.2mmをセレクトしましょう。

天秤にはさまざまな形状がありますが、まずはクッション性がありバラシを軽減できる弓型を選ぶのがおすすめです。

ビシはイワシミンチ用のビシを用意。

ビシにはアミコマセ用もあるので、購入時には注意が必要です。

天秤とビシも釣り船でレンタルできることが多いですが、事前にレンタル可能かどうか聞いておくと安心です。

◾️仕掛け

仕掛け

LTアジ用の2本針で全長が2mほどの仕掛けがおすすめ。

仕掛けの扱いに慣れている方は3本針を選ぶのもいいでしょう。

ハリスは2号、針はムツ針の10号前後が1つの基準となります。

釣り船で販売している場合もありますが、販売してない場合は釣具店で購入してからいきましょう。

釣具店の店員さんに「LTアジの仕掛けをください」と言えば案内してくれるはずです。

LTアジの釣り方

①エサ(赤短)とイワシミンチを用意

赤短

赤短はイカを食紅で赤く色付けたエサです。

ちょん掛けでつける

この赤短はちょん掛けで針につけます。

イワシミンチをカゴに詰める

ビシの容量に対して8割程度の量のイワシミンチを詰めます。

目一杯詰め込むと、目詰まりしてイワシミンチが出にくくなるので、注意が必要です。

一度投入して回収した際に、ビシにイワシミンチが残っている場合には、目詰まりを防止するために取り除くことをおすすめします。

②仕掛けを投入する

エサとビシの準備が整ったら、まず仕掛け(ビシから下の針とハリス)を海に入れます。

そのつぎにビシを手に持ち、糸のテンションが張った状態で振り子のように竿を操作して投入します。

投入時はラインを張っておく

このとき糸のテンションが緩んだ状態でビシを投げ入れると、竿が破損する可能性が高くなるので要注意。

竿を使ってビシを水面に置くように投入しましょう。

③着底させて竿をしゃくる

仕掛けを海底まで落とす

リールのクラッチをオフにし、ビシを海底まで沈めます。

※親指付近のカチッとなるレバーを押すと釣り糸が放出されます。

ビシをしゃくる

ビシが着底したら1mほど(仕掛けの半分の長さ)巻き上げて、竿を50cm幅で2〜3回上下にしゃくり、イワシミンチを撒きます。

竿をゆっくりと大きくしゃくると仕掛けが絡まる可能性が高くなるので、シャープにしゃくるのがベストです。

大体おへそのあたりから顔の高さまで竿を持ち上げて、イワシミンチで煙幕を作ってあげるイメージですね。

④1mほど巻き上げてアタリを待つ

アタリを待つ

イワシミンチを撒いたら、さらに1mほど(仕掛けの半分の長さ)巻き上げてイワシミンチの煙幕と針につけたエサを同調させてアタリを待ちます。

30秒ほど待ってアタリが出なければ、再度ビシを着底し、③の動作を行い、1mほど巻き上げてアタリを待ちます。

この動作を3〜5回繰り返したら、回収してビシにイワシミンチを詰めて再度投入し直しましょう。

⑤アタリがあったらアワセて巻き上げる

ヒットしたら巻き上げ開始

アタリがあったらゆっくりと竿を立てるようにアワセます。

竿を立てた状態でリールを一定速で巻き上げましょう。

リールを巻く速度が速くなったり、遅くなったりするとバラしてしまう可能性があります。

落ち着いてゆっくりと一定速でリールを巻くことがバラシ軽減に重要です。

⑥魚を船へと取り込む

ビシを掴む

ビシが海面に見えたらリールを止め、竿を立ててビシを掴みます。

アジを船上に取り込む様子

ロッドをおいて仕掛けを手繰りアジを船内に取り込みましょう。

ビシが竿先ギリギリになるまで巻いて、ビシがブラブラとなる状態で仕掛けを持って取り込むのはNG。

アジを海面でバラしたときに、ビシが飛んできて思わぬ怪我をする可能性があるので、必ずビシを掴んでから仕掛けを手繰るようにしましょう。

LTアジの釣り船を予約しよう

船を予約しよう

東京湾で大人気のLTアジについてご紹介いたしました。

LTアジは初心者やファミリーでも手軽に美味しいアジを釣ることができるおすすめの船釣りです。

アングラーズ釣船予約ではLTアジの釣りプランをたくさんご用意しております。

ぜひLTアジに挑戦してみてください。

▼荒川屋のLTアジのプランはこちら

▼太田屋のLTアジのプランはこちら

▼深川吉野屋のLTアジのプランはこちら

▼守山丸のLTアジのプランはこちら

▼船宿 西野屋のLTアジのプランはこちら

アングラーズ釣船予約

わたしが書きました

山下 洋太

山下 洋太

釣り歴20年以上のフリーライター。シロギスやメバルのような小型魚からキハダマグロのような大型魚まで、なんでも狙うスタイルで船釣りを楽しんでいます。また、元料理人で釣った魚を調理するのも楽しんでおり、その魅力を発信するべく執筆活動をしております。

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