SLJとは、スーパーライトジギングの略で、ルアーの一種であるメタルジグを使ってターゲットを狙う釣りのこと。
各地で人気を集めている釣りで、近年では専門で狙う釣り船が増えています。
ジギングと聞くと「ルアーを操作するのが難しそう」「過酷な釣りで疲れそう」といったイメージを持つ人が多いはず。
しかし、SLJではメタルジグだけでなく、ロッドやリールも軽く、さらには誘い方もハードではないので気軽に楽しめます。
SLJ専用のメタルジグには、リールを巻くだけでも泳ぐものもあり、ルアー入門者にもぴったり。
ルアーで魚を手軽に釣ってみたい人は、SLJに挑戦してみましょう!
SLJで釣れる魚
SLJでは、ジギングで人気のブリやヒラマサなどの青物をはじめ、そのほかにも多彩なターゲットが狙えます。
例えば、釣り魚の王様ともいわれるマダイ、初夏に旬を迎えるイサキ、美味しい高級魚のマハタなど。
そのほかにもホウボウ、アカハタ、オオモンハタ、キジハタなどの人気ターゲットが狙えます。
1つのターゲットを狙うというよりも、五目釣り的な楽しみ方ができる釣り船があるのも魅力。
ルアーで多彩な魚種を狙いたい人にもSLJがおすすめですよ!
SLJのタックル紹介
SLJには、上記のように専用のタックルを使用します。
釣り船には、専用のレンタルタックルが用意されている場合もあります。
しかし、ご自身のタックルを用意したいと考えている人は、ここでどのようなものが必要になるかチェックしておきましょう。
◾️ロッド
6〜7ftほどのSLJ専用ロッドを使用します。
硬さは使用するメタルジグの重さに合わせて選択しますが、汎用性が高い1本を選ぶなら45〜80gに対応する硬さを基準に選ぶのがいいでしょう。
また、SLJ専用ロッドにはベイトロッド、スピニングロッドの2種類があります。
ベイトロッドは船下を探りやすく、スピニングロッドは船下だけでなくキャストして広範囲を探れるのが特徴。
最初の1本には、さまざまな使い方ができるスピニングロッドがおすすめです。
▼初心者におすすめのロッド
ジャッカル バンブルズ RB BBRB-SLJ-S64SUL
ジャッカルのエントリーモデルのSLJ専用ロッドで、80gまでのメタルジグに対応でき、さまざまなフィールドで活躍する1本です。
◾️リール
ベイトロッドには両軸リール、スピニングロッドにはスピニングリールをそれぞれセットします。
両軸リールの場合には、100〜150番サイズをメインに、重量があるメタルジグを使用する場面には200番も選択肢となります。
一方、スピニングリールの場合には、3000番をメインに、深場で大物を狙う場面には4000番も使用します。
▼初心者におすすめのリール
ダイワのスピニングリールで価格と性能のバランスに優れ、人気を集めるおすすめの1台です。
◾️ライン
ラインには、細い糸を編み込んで作られたPEラインを使用します。
太さは0.8号をメインに、0.6〜1.2号までをターゲットの大きさ、使用するメタルジグの重さに合わせて使い分けましょう。
PEラインには編み込む糸の本数によって、4本編み、8本編み、12本編みなどがあります。
SLJでは強度、耐久性などに優れ、かつ価格もそこまで高くない8本編みが人気。
ただし、より安くラインを揃えたい人は、もっとも低価格で購入できる4本編みを選ぶのがいいでしょう。
また、PEラインの先に結ぶリーダーは、PEラインの太さに合わせて16〜25lbを使い分けます。
▼初心者におすすめのライン
シマノの船釣り用PEラインで、低価格で購入できると初心者から人気を集めるアイテムです。
▼初心者におすすめのリーダー
強度が高く、あらゆる釣りで人気のリーダーです。
◾️ルアー
SLJで使用するメタルジグは、45〜80gを中心に、海域によっては120gほどまで使用します。
素材には鉛とタングステンがあり、高比重でコンパクトのタングステンが人気。
ただし、タングステンは価格が高いので、まずは鉛のものから購入するのがいいでしょう。
カラーはターゲットに合わせて選択します。
釣り船の船長やその地域にある釣具屋のスタッフに、持っておくといいカラーを聞いてみるのも手ですよ。
▼初心者におすすめのルアー
さまざまなアクションに対応でき、初心者でも使いやすい人気のメタルジグです。
SLJの釣り方
SLJにはいろいろな釣り方がありますが、まず覚えたいのがただ巻きとワンピッチジャークです。
初めて挑戦する人は、この2つの釣り方を覚えておきましょう。
◾️ただ巻き
ただ巻きとは、その名前の通り、リールを一定の速度でただ巻くだけの簡単な操作方法。
メタルジグが着底したら巻き上げ、再度着底させて巻き上げる、この動作を魚が潜む層で繰り返すのが基本です。
ゆっくり巻いたり、速く巻いたりし、速度に変化をつけながらターゲットからの反応を探ります。
また、応用編として、ただ巻きの間にリールを巻くのを止めて、魚がメタルジグに食ってくる間を与える釣り方もおすすめ。
この釣り方をストップアンドゴーと呼び、ただ巻きだけでは食ってこないターゲットがヒットするのを狙えます。
まずはただ巻きで速度を変えて反応を探り、反応がなければストップアンドゴーも試してみましょう。
◾️ワンピッチジャーク
ワンピッチジャークとは、ロッドを1回しゃくりあげるごとにリールを1回転させる操作方法。
青物を狙うときに多用する釣り方で、ただ巻きよりもやや慣れが必要です。
ロッドがやや下向きになる位置から持ち上げ、その間にリールのハンドルを下から上に回すのがコツ。
最初はうまくいかなくても、リズムを掴み始めると疲れずに一日通して楽にワンピッチジャークを行えます。
また、応用編として、ロッドを1回しゃくり上げる間にリールのハンドルを1/2回転させるハーフピッチジャークもあります。
ワンピッチジャークでは動きが速く、ターゲットが追いつきにくい低活性時にはハーフピッチジャークを試してみましょう。
SLJのおすすめプラン
◾️相模湾
相模湾では、SLJとしてだけでなく、ライトルアー船として出船している釣り船もあります。
使用するメタルジグは60g前後、ロッドは80gまでのメタルジグに対応するもの、ラインは細めでPE0.6〜1号、リーダーは16〜20lb。
また、フックを用意する場合にはアルファベット表記でS〜M、数字表記で1〜2番ほどを目安にしましょう。
狙えるターゲットには、サバやカンパチ、イナダ、マダイ、ソウダカツオなどが挙げられます。
相模湾は外洋に面していますが、比較的波が穏やかで釣りをしやすいところも魅力の1つ。
穏やかな海で手軽にSLJを楽しみたい人は相模湾を訪れてみましょう。
▼藤八丸のSLJの釣りプランはこちら
◾️外房
外房には、SLJで有名な釣り船もあり、関東圏ではもっとも人気のあるフィールドです。
外房のSLJではメタルジグ80gを中心に、やや重めの120gを使用する釣り船もあります。
使用するロッドは120gまでのメタルジグに対応するもの、ラインはPE0.8〜1.2号、リーダーは20〜25lb。
また、フックを用意する場合にはアルファベット表記でM〜LL、数字表記で1〜2/0番ほどを目安にしましょう。
カンパチやブリはもちろん、大型魚のヒラマサが釣れる可能性も秘めています。
より大型の魚を釣りたい人は、外房の釣り船をチェックしておきましょう。
▼広布号のSLJの釣りプランはこちら
SLJで多彩なターゲットを狙ってみよう
SLJは初心者でも気軽に楽しめるルアーフィッシングです。
操作は簡単なのに釣果にも恵まれやすく、ルアーでの釣りを始めたい人にもぴったりといえるでしょう。
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